ヘアカラー大好きおじさんです。
東京は国立市、矢川と西国立の間で粛々と美容師してます。
ゴールデンウィークってなんですか?
■インナーカラー×グラデーションカラー
※【インナーカラー】内側に明るさや色調の違う色をいれるカラーデザイン
※【グラデーションカラー】根元から毛先にかけて徐々に明度や彩度が変わっていくカラーデザイン
割と多いオーダーでもありますし、目立ち過ぎないけど決して埋もれないヘアカラーデザインですね。
今回写真で紹介しているお客様は毎回黒からシルバー!ピンクからグリーン!的なノリでカラーチェンジを高橋にご期待頂きまして
正直オーダーに100%応えられているかと言ったら沈黙せざるをえません。オーダーにプラス高橋スパイスいれまくっているので(笑)
beforは
前回は黒染め×インナーカラーにグリーンをいれております(サロンカラーにて、黒はグリーンは塩基性カラー)
まず、脱染と脱色でこの状態を作ります
ホームカラー履歴なども多数で髪が横のシマシマに染まってしまうのを防ぐ為に
縦に染めてプラス毛先をグラデーションしていくテクニック
プラスインナーカラーをそのまま活かして仕上げ
AFTER
グレージュ×インナーカラーアッシュパープル
た、大変だった。。。ww
■カラーチェンジと色彩コントロール
10代や20代前半の割と若いお客様に多いのですが「セルフカラー」「ホームカラー」でのカラーチェンジはご希望に添えないパターンがあります
今回の詳細は
“前回黒くしている”が重要なのではなく、前々回(またはヘアカラー履歴)のなかでどれだけ地の黒(メラニン色素)が残っているか
もう1つどんな染料が髪にあり、どのような見え方になっているかが重要になります。
そして前回のインナーカラー「オーシャングリーン」(ほぼ原色)の寒色は脱色脱染するとなんとびっくりピンクになるのです
ふふふ
もはや頭がこんがりそうですね
安心して下さい。僕大好物なので。
■常に先を見越したヘアカラー
僕はプランニングしながらヘアカラーの提案をする美容師です。
当然です、薬剤ですからね…
「黒くする=ダークブラウンや黒」などの染料は次のカラーで間違いなく明るくなりません
単にその時々で髪の限界値まで遣り切るのも方法論としては有りですが僕は常に“髪の毛にHPを残しなさい”って伝えてきました。
今回HP残せるけど次回はめっちゃHP削らないとやれない、みたいな黒染めはプロのトーンコントロールじゃないよ、ってことです。
髪の毛はRPGに例えるとHP(ヒットポイント)みたいなもので
100あれば毎回ずーっと減っていくものなのです
カラーHP、パーマHP、紫外線HPB、総合HP。。。
残念な事にトリートメントって回復アイテム(治す)ものではありません
強化させたり進行を遅くするもの、みたいなイメージです
あなたの髪の最大HPはどれくらいですか?
今のHPはどれくらい?
そのカップに入ってあるカラー剤はHPをいくら減らすもの?
パーマ液は?アイロンは?縮毛矯正は?
僕、お客さまに話せるのはこんな話しかないつまんない美容師なのです。
ははは
粛々と目の前のお客様のヘアデザインに尽力します