35歳美容師です
18で就職と進学を同時に職業訓練として美容の世界に入った僕には
純粋な「同期同学年」っていなくて
独立前に10数年在籍していた美容室も中途採用
同じ年、同じ環境って高校生まででした
そんな学生時代って思い入れが大きいかと言われたら18歳まで無くて
高校生の時は実は一番辛くて、人ってそうゆう時の記憶って無くそう亡くそうって“忘れる機能”が働くんです。
中学生の時は僕もみんな動物園並みな知能指数だったし、それはそれではちゃめちゃで楽しかったけど
僕には一番楽しかった時代って、職業訓練校のときって即答します
この夏に「久しぶりに集まろうぜ!」って言い出しっぺの僕は参加できずに
こんなに何かの予定を楽しみにする事って中々無いから
空白の休みにはしばらくずっと落ち込んでました
そしたらずーーーっと一緒につるんでいた友だちが東京に遊びに来てくれました
お互い美容室のオーナーになっていて
近況の話も何も気を使わなくて
自分が20代、東京にいたこと忘れそうになりました
僕、意識的に「またねー」っていわない様にしていて
(またね、に追われながら過ごしちゃいません?)
絶対考えてしまうし追われてしまう
ないですか?僕だけかかなー
何故か帰り道に新宿で自然と「またなー、今度は俺が行くわー」って言って
酔っぱらってるのかなーなんて感傷的になってました
東京にいるって、四方八方を山と川に囲まれたところで生まれ育った僕は自分の気がつかない所で「いつもの言葉(方言)」に触れるとちょっと疲れてるのかなーなんて弱音を吐いてしまいそうになります
今年に入っての目標は「人と逢う」事と「適度に休む」と「任せる」なのですが
春には高校生の時の友人たち、夏には僕が12年?在籍した美容室のOB会
もうすぐ死んでしまう走馬灯なのかな?なってくらいに
“再会”を噛み締めてます
5月に書いたこ記事の行く末ですが
「山形(出身)で一番の美女美容師」から髪を切ってもらうというのも
やっぱり変わらず後光がさしていました
そしてそうじはルンバでした
このブログでも書いたけど、僕の言ってる(推測してる)ことは殆ど合ってて
なんか凄過ぎて、引きました
負けてられないな。
帰り道で「じゃ、またね」って言ったのはやっぱり無意識で
勝手に友だちだと思ってる(先輩だけど)
過ごした日々の短さと濃さと
同郷だからだけではない価値観の近似は
久しぶりだけど気を使わないって簡単な言葉でまとめられる
それだ。
酷使しているのは身体じゃなくて気なのかも。
職業訓練校時代って専門学生ではないから本当に休みもないし、給料も少ないし(僕のは通常アシスタント並みに頂いていました)
朝は学校にいき、7時間授業。夕方から美容室へいき出勤
夜は深夜まで美容室の練習。週3日は丸一日美容室へ出勤
定休日は外部の講習
今でこそ何かあればブラックだとかパワハラなんて言葉がすぐに出てくる時代ですが
やってないヤツ程そうゆう言葉が出てくるんですよね
(こんな事書くと老害だとかまた言われそうですが)
勿論そこには生産性があってこそだし、効率があってこそなのは置いといて
僕ら職業訓練卒業生は環境が恵まれていたのかどうかは本人の受け取り方次第ですが
口を揃えていうのは
当時の先生、オーナーへの感謝の言葉とか、受けた愛情とか
今、当時の自分を雇えっていわれたら絶対無理(ココ笑うとこですよー)
1人で東京にきて10数年たって、走る様に過ごしてきたから
「ヘアカラーが大好きっす!」「ウィービングが趣味です!!」なんて
簡単にいうと仕事しか知らない人間で美容師でも聞いたら引いちゃうような事を大真面目に言っちゃう20代を過ごして
今こうしてやれているのも
美容師としてだけではなく僕の骨組みはあそこなんだな、って
同期でもない、同級生ともちょっと違う
たった2人に最近会えたから再確認できた事
独立3年目は感じる事が多い
感じれるくらいに視野が広がったってことなのかな
また会う時はこんなに期間あけないで「よっ!」ってテンションで呑みにいきたい