終戦記念日はどこか他人事っぽい
自分の親でさえ経験した事がない出来事なんて映画の中よりもリアリティが無いからかもしれない
この時期になると戦争、とりわけ第二次世界大戦や広島と長崎の原爆のことが多く取り上げられている記事をいくつか目にする。
どれも途中で目を背けたくなる事ばかりで、実際に最後まで読まずに(読めずに)ページを閉じる
僕は美容師をしているので高齢の女性のお客様も多数来店している。今日も90歳の方が来店、毎週土曜日にシャンプーセットをしている常連の方だ
女学校一年の時に終戦を迎え、玉音放送は駅前で聞いていたが音が悪く何が言っているのかわからなかったが隣にいたおばさんが涙を流し戦争に負けた、と教えてくれたらしい
絶対に戦争はしたらダメよ、と笑いながら時折経験談を聞かせてくれる。その話がリアルすぎて、不謹慎ながら僕はとても好きだ
学生の頃はじいちゃんとばあちゃんと住んでいて、車で30分の所に母方のばあちゃんが住んでいたけど僕はあまり戦争の話を聞かなかった。今となっては山形の及位というクソ田舎の郵便局員(だったはず)のじいちゃんまで戦争に出向いたなんて気が狂ってるとしか思えない出来事の当事者の話をもっと聞きたかった
大人になってから母方のばあちゃんの話を沢山聞いたけどばあちゃんは苦労したこともあったろうに今が一番幸せって孫(僕)と孫嫁と曽孫の僕の家に時々泊まりにきては一緒に過ごしていた
自分で言うのもなんだが孫の中では僕が一番可愛がられて贔屓されていた様にも思う(笑)
戦争の記事が多くなる時期は日本のお盆と重なっていてそれが外国人に伝えるのに一苦労な出来事があって一人で笑ってしまった。改めて宗教とは面白いと思う
お盆休みをすることが僕は仕事を始めてから20年、ずらして休んでいるか休んでもいないので特に何も思わなかったけど長女が小学生になったから夏休み時期に僕も休んで何かしらしたいなぁとは思う様に2mmくらい思っている
お盆だからと関係なく僕はお墓参りによく行く。特に母方のばあちゃんのお墓はこっちにあるので片道50㎞、往復で100kmヒョイっと自転車で。昨日が休みだったから灼熱の中NEW自転車でいってきたはいいけど手もとのガーミン様は40度を超えていて、結果ちょっと目が霞む
整備された広い霊園がいつもより人が多いのはお盆だからなのだろうなぁと思う
お年寄りが墓地に多くてこの暑さのなかでは予定より早めにお迎えがきてしまわないか心配になった
だけども大切な人が眠ってると思ったらやはり命日とお盆くらいは槍がふっても行くのかなぁ、なんてことは思わないけど
人は死んだら終わりだから、どこかその人を心のなかでは死んで(終わりに)しないようにお墓参りをするのかもしれないと僕はばあちゃんのお墓参りをする
今日は結婚記念日だからシャンパンを買って帰ってる
時代がかわれば日本中をまきこんだ今日という日もどこかの誰かわからない結婚しましたーなんて呑気な日に変わる
事実僕は子供たちに戦争とはどんなものか話をしたこともないし出来ない。もしくはする気もない
ただ、子の未来を想う気持ちというのはいつの時代もどこの世界もかわらないであってほしい