現役美容師です
生まれついての生え際がM字に悩まされています
年々惑星ベジータの生き残りは悟空(カカロット)とラディッツとナッパとベジータとヨウスッケなんじゃないかと本気で思っています
30を過ぎて比較的この生え際をネタに出来るようになったのは「自分の容姿は他人に不快感を与えなければ良し」という僕の信念が出来た事と
禿げても愛してると彼女(妻)が言ってくれた事です
愛してるけど好きじゃない、なんてドラマ「カルテット」で名言でしたね。あれは夫婦でみる回ではない程痛々しかったです
■どんなに僕が悩み、上手く隠して生きてきたかをとくと見やがれ!!
多分誰も興味ないとは思いますが、現役美容師がどのように上手く隠し生きてきたか心情とともに振り返ってみます。
僕の写真ばかりなので、興味ない人はここでそっとホームボタンか戻るボタンを押して下さい
髙橋ご生誕
もはや毛根がなく、うっすら産毛がある程度です
僕のLINEのアイコンです
自分の子供をアイコンにしてる人が多いので自分の子供の頃にしてみました
「子ども可愛いねー」って言われますが、それ、俺の事可愛いって言ってるだけだから。って心の中で思ってます
髙橋保育園
パンタロンですね、新庄中学校のグラウンドです。
風がふいて上手い具合に生え際があらわになっています、はぁ。
手前は母親なのか叔母なのかは未だに分かっていません
髙橋小学校
この頃から記憶は鮮明です
「ここ(M字)でないように」って床屋さんで切ってもらってたので。
帽子は上から、基本です。
右奥息子にそっくり過ぎ
髙橋中学校
運動会ですね、へらついています。
はちまきって上手い具合にM字隠せるんです、ただvの頂点は上に上がるので、はちまきの後は濡れた手で直すのが定番です
運動会なのに他力本願感が後ろのもっとへらついているヤツからも感じられます。
「楽しけりゃ良い」と思い始めたのもこの頃だと思います(よくも悪くも)
髙橋高校
「黒歴史はネットに公開して供養する」って昔の偉人が言ってました。
ノーコメント。
髙橋20代
伸ばしてMの∧と∧に蓋をするというテクニックを美容師ならでは、M字歴が長いならではであみ出したヘアスタイル
左端は右翼ではありません。
髙橋20代中頃
少し短くしてアイロンで巻く、という事をしていた頃
僕は右から左に流しているので右側の∧の上の毛をしっかり巻くと蓋をしなくても“いい感じ”になっていたと思います
隣りに何か見える?気のせいです。
20代後半
髪の毛を明るくしていました、ずっと。白くしたりブロンド系にしたり。
短くしていたので明るい髪の毛だと肌と同化してMが気になりにくいんですよね。
全国区のコンテストで賞をとって(自慢)。その賞金で後輩連れて高級鉄板焼きにいってモデルさんに後はあげて。散財してきたあと。「気持ちだけ」って撮った写真。
これも20代後半かな
貴重なデコ出し
“眼鏡をカチューシャづかい”眼鏡がいい感じに∧と∧を覆ってくれるのです
中学生の頃のはちまきと同じ理論。
今思うと横への広がりよりも縦のつっぱりがひどくなってる気がするな...
佐川くんは元気なのだろうか
30歳頃
ヘアスタイルやヘアデザイン、カットやカラーが何となく理にかなって分かり始めた頃
美容ってホントに面白いしスタートまだ立ててないじゃん!
しかしプレイングマネージャーとしていっぱいいっぱいで自分の身なりが気にならなく(めんどくさく)帽子かぶる事が多かったです
32歳独立したて
カラーよりもパーマネントの方が上手く隠せるんじゃねぇか?
って最近はカットとパーマ。
レイヤーよりもグラ
34歳←イマココ
自分をここまでさらけ出すともう何でも良いですよね
怖くなくなる
■美容師をやっているとヘアスタイルを通して人の気持ちに触れる事が多い
サロンワーク、お客様へは誰も触れない頭の中の心の所にハサミを入れる感覚
すごく嫌な白髪とか、コンプレックスな癖毛とか、扱えないヘアデザインとか1人ひとりが違う
そうゆう外身だけじゃないところへどうやって僕の手でヘアスタイルを寄り添えさせるか
僕は女性ではないけど
女性ならイケメンで上手にシャシャッと可愛くしてくれる美容師にやってもらいたい
ねちねち髪の毛触って欲しくない、時間は命と同等、髪は命
僕は基本マイナスから考えに入る事が多く人に髪の毛触られるって異常で特別な事じゃないですか?
男子後輩に「姿勢」「無駄に急に髪触るな」って口を酸っぱくして言ってるし気をつけている
的確な仕事をしたい、イケメンでないなら指先だけでも美しい仕事を丁寧に早くしたい
解決できないなら一緒に考えたい
そんなスタンスです
カット早いですねってよく言われますがそんなところから今に至ってますし、これからも進化します。
コンプレックスを活かすなんて簡単ではないです
ただ、1人でも多く「信頼できる、任せられる美容師」に出会える事を切に願います。