たまたま、美容学生と美容学校へいくんです高校生のお客さんをサロンで担当していて
年の近いアシスタント達はキャキャッと話していたのだけれど
僕自身は何をどう伝えられるのかなーなんて考えてしまった
案の定美容師の話は何もしてなくて
彼氏と別れちゃったとか何とかそんな話をしてカットして終わった
そんなもんか
結局僕が何かを話すことなんてこれっぽちもない薄い美容師なんです
ただちょっとだけ、帰り道に考え込んでしまって
その日が勉強会だったからなのかもしれないし
良い機会だからちょっと記しておきます
3年もしたら「あんな事言ってたな」ですまされるけど
5年、10年言い続けて結果として残せていないとただの痛いヤツになってしまうし
痛いおじさんは凝り固まっていて周りももっと厄介になっていくので。
いつだって適応し生き残って
繁栄はしなくとも堅実に豊かに生きていたいから
僕の顧客層は幅広くて、逆を言えば僕自身の強みがないんですけど
一定の割合で若い子(15から19)はいます。ここはボリュームゾーンではないけれど支持されなくなったら美容師いつだって辞める覚悟ではいる。
有り難いことに独立前から担当していた学生で今社会人の男の子達(あえて男の子と言わせてもらう)は今でもヘアスタイルを通して“親戚の兄ちゃん”的なポジションでお付き合いがある
年下の男の子からの支持が1番長く熱いのかもしれない
ちなみに僕は美容師なので女性のヘアスタイルをキレイに美しくする為に信念通してきている。
今から何か免許を取るのなら間違いなく理容師免許を取りたい
■面白く生きていきたいだけ
よくよく考えたら答えってシンプルな時ないですか?
いつも僕はロジックで物事考えて、詰まる所シンプルに面白いか面白くないか
これまではその面白いってカットが上手くなるとか、ヘアカラーで分からない事なくすとか、デザイン、ケミカル、エデュケーション、マネジメント、そしてサロンワークに
って美容師イッッ直線で
それに当てはまらない後輩(時には先輩)も排他的な目で見ていたし実際技術教育の総括の立場になった頃は人に対しての押しつけが凄かったと思う。
組織にいれば多少なりともそれは必要で人の本当の活かし方を知らなかったと思う。今でもそうですが。
当時の自分は面白くなんて上辺だけで全然面白くないやつで。今と何か違いを振り返れば僕は人(スタッフ、後輩)に興味がなくなった。と言う一種のサイコパス的な悟りを開いている
その人の人生に自分がどれだけ注いでも、何も返ってはこない。返ってこないどころか奪うだけになってしまう。
それならとことん自分で美容師を満喫するしか無い。
何かといえばサロンワーク。目の前のお客様が全てになったし、そうした。
僕はタスクが人よりも多いんだなって実は独立前に気がついていて
その能力を買ってくれて活かしてくれたのは言うまでもないビューティ島田の前島田社長と現社長の栗田さんだ
それって反対に人にも求めてしまう時がある諸刃の剣でもあったし独立して1年くらいは他人とのギャップに苦しんだ時もあるけど
そうゆうの辞めにして1つに絞って心血を注いでいる1年半だと思う
勉強はしたけりゃするし、上達を必要と感じていれば練習もすると思う
僕がコンテストで入賞するまで10年かかった所で周りは驚く程変わらなかった事実なのを自分が忘れてしまていた。誰でもやれるなんて大ウソ。
スタートラインに立っても走る人、歩く人、よそ見する人逆走する人。それぞれなのは良いけどスタートラインに来ない人もいるんだってこと。
根本の人の気持ちのところへ先輩、店長、オーナーが介入しても何一つ変わらないし変えられない。
僕のサロンはエデュケーションシステムとキャリアパスプランは例をみない程しっかりしていると思う。
ただ、それだけだ。
やろうと思えば1年半でスタイリストになり、3年で年収600くらいはいける。
同級生で大学の新卒2年目と比べたらそれなりな方でないかと思う
勿論週休完全2日で時間も1日9時間程。社会保険は完備だし、正社員。
休日を使った勉強会は無し。営業時間外のミーティングも一切無し。
自分の店舗を持たずに独立もできてもっと時間を自由につかえ収入を倍にする事も出来る
(※スタッフ募集してます)
僕が出来るのはそこまで。環境を作る事だけ。
やるかやらないかは後は自分次第。スタイリストの最低保障は年収でいうと310かな、今の所。
デビューを早めれば早める程本人にも良いだろう。と言うのは経営側のアシスタントは原価であるが故に勝手な妄想だったりする。(美容師アシスタントの給料は人件費ではないと思っている)
実際は僕も早いと遅いなら早い方がいいと思う。しかしそれが本人の幸せとは関係は一切ない。
スタイリストになったら終わり、あとは勉強しないってスタンスだとズルズルに下がっていくのでそこはウチじゃなくてもどこの業界もどの世界にも必ず一定数いるので否定はしないし環境は作りますが、何かにつけて不満を探し始めたら幾らでもあるので
環境は自分で選べるはずだから後はやっぱり自分次第
自分で何とかしない奴はどこ行ってもなんとも出来ない
組織にいるのに不平不満があるのは害でしか無いし、局になっていく初心忘れたやつも万死に値する
行きてくって大変だよねw
僕が雇用される側ならこうゆうのが良い、ってゆうのを具体化して数値化して可視化している
詰まる所個人事業主なんて能力の高さが弊害なのか組織に順応できなかった人たちであるし、持て余してしまった組織の果てなのだよ。わはは。
シンプルな答えなのにあれやこれや考えすぎてしまうのも僕のチャームポイントと思って付き合ってほしい
■いつでもスタッフが全員辞めても良いと思って振り切っている
極論だけど、人を雇うというのはその“人”が限りある人生の時間をボレロという場所にベットして(くれて)いる。
時代と人と価値観は常に流動していて何が正しいなんてない。ただ僕のブラしたくない芯だけは頑なにブラさない。大層な芯でもなんでもない「挨拶」「ありがとう」「真摯(嘘つかない)」「向上」「それ楽しい?」だ。
そこが合い反すれば去っても致し方無い
いつだって人は一人で生きれる力が無ければ人を雇い、組織に人生をベットして(賭けて)もらうことなんて到底できない
僕は弱くて出来る事が限られているから振り切っている割には助けてもらってばかりなのだ。わはは。
厳しくしないけど優しくもしない
同じ事は2回言わない。言うだけ疲れるのはこっちだからだ
もし、だったら、れば
って最近は頭の中を過らなくなったのは
毎月“気持ちが悪くなる程の”現場と経営を切り盛りしていながら
僕の性格で結局なる様にしかならないし、そんな事よりも自分の中の芯があるからなのかもしれません。
7月の最終週から続いたスタッフの夏休み、最後の1人が終わって
7月に、起業をしてはじめて自由に使える“3万円”があったのだけれど
儲かるよりも、カッコつける事を選択して
夏休みを前にしたスタッフ一人に「お小遣いだよ」ってあげてしまった
判断としては正しくない。
マンガも買いたいしロードバイク用品買いたいし呑みにもいきたい
しかもスタッフは僕と妻を抜かしたらあと4人いるのでどうしようか家族会議ww
(結果全員に僕のポケットからだしてあげたww死ぬかと思ったw)
3万円なんて、大きい金額なのか小さい金額なのかはその人の価値観であるのでどっちでもいい
ただ僕にとってはとてつもなく大きい金額です
経営者と従業員を繋ぐ唯一のものは「お金」だと思っていて
自分が小銭儲けるよりだったら与えた方が楽。
人生望んだり、奪ったり、求めるより、与えた方が遥かに楽
環境も価値観も、背中も技術も
それでいて辞めて違う人生もあり。一生僕がスタッフを雇っているなんて考えずらい。
ただ一緒に歩んでくれるなら与え続ける。
そんなポンコツで遠回りな考え方
自分に入るお金をいち早くと考えているオーナーはとっとと潰れていくと僕は思っていて
いつだってマネタイズはズラす。
これも僕の価値観で数ある考え方の一つ
■何を教わり、何を伝えていけるのか本気で考えると
20代は色んな人に出会った。良くも悪くもスタッフとして出会った人数は200を超えると思う
その1つひとつ1人ひとりが僕を考えさせてくれた
今30代半ばになって「価値観違うっきゃしゃーないっしょ」と諦めにも似た、器を少しだけ大きくさせてくれている。
お猪口が茶碗くらいになった。
人のモチベーションは管理できないしそれも有りなのだと思う。
そこがポンコツオーナーたる所以だ。
話は戻るけど20代の美容師人生が礎になっているけれど
目の前で語れる程大した生き方もしていないし
昔の話なんて「老害」って一蹴されて終わり
これから美容師になる人に何も伝えることはないなーなんて思ってしまった。辛い。
出会った人が多くても、感じなければ今のまま
いくら勉強したとしても、使ってなければ持ち腐れ
努力なんて誰も認めてくれないし、世の中もっと計り知れない上がいる
お金はいくら持っても束の間
誰かに何かを伝えようなんてキリストかブッタにでも無理なんだから(ここ笑うとこですよー)
美容師に限らず、社会は底辺から雲の上までいる世界
誰かのせいにしないで頑張ってほしいよね