ヘアカラーリストです
毎日毎日染めまくっております
「得意な分野」が明確になってきている美容師16年目
これが実は枷になったり、エンジンになったり
日々精進でございます。
■後輩くんがご来店いただきました。
「高橋さん、トリプルカラーして下さい」
と、とりぷ・・・三回・・・
「お、おう・・やるよ・・・やりますよ」
※トリプルカラーとは
その名の通り、3回カラーリングするテクニック。
大体の場合がブリーチした後、明るくなった髪へもう一度カラーリングをする「透明感」「透け感」「高彩度」「高明度」など一度のカラーでは表現できないカラーをする際にもちいるヘアカラーテクニック。
■僕はヘアカラーを売りにしている美容師なので基本的にヘアカラーで「出来ない」は言いません
が
カラーダメージ、経過、パーマの有無、レングスなど見極めるポイントはいくつもあり(あと料金は通常カラーよりも高いです、当然ながら)
それら全てをお客様と共有した上で施術に入らさせて頂きます。
全てイエスマンではないよ、と言う事です
ちなみにブリーチ塗布(単純に塗る技術)の難易度は非常に高いです
今回後輩くんは2回ブリーチ後に“塩基性カラー”を使用します(塩基性カラーに関しては過去記事かまた詳しく書きます)
一度目のブリーチも二度目のブリーチも地肌ギリギリまで塗布、
これが気持ちいいぐらい難しい。
少しでも地肌につくと明るくなってしまうし
逆に地肌から2mmでも遠すぎるとムラになってしまう
一回目終わりー。
(僕は一日にブリーチは2回迄が限界と思っています。
phがなかなか戻らず髪の毛白くしたいなんて方も中にはいるのですが、黒髪や茶系の髪色だと日を分けてブリーチを3、4回した方がきれいなホワイトになります)
※僕の感覚と経験論です、メーカーさんは戻るとかその後に影響なくとか言いますが僕は3度目のカラーはアルカリが高くなりすぎて狙った色が出しにくいのです
2回目ブリーチ終わりー、からのバッファーでアルカリに傾いた毛を中性領域まで戻す作業を。
(ここをちゃちゃっとやってしまうと仕上がりがブレてしまい、シャンプー中からレベル5デスをかけられたポンコツになって乾かして仕上が狙った状態になってない事が多いです)
その後、シャンプー台にて“塩基性カラー”を重ねます。
ちなみに仕上がりに関係なく剤の色はこの色なのではじめはめっちゃビビります
MeやっちゃうZE!!
と恐れる事なく1分で塗り上げます
■実際のサロンワークでこのようなオーダーに対して
正直「かなり少ない」オーダーではあり
ブリーチ単品での需要がまずいない事と時代的にも「透明感」「透け感」を出すのにブリーチを使わずにダブルカラーを行う事がほとんどです(1.5時間です)
あとはホイルワークでの提案です
記事にするとちゃっちゃか進めた感じで写真とか撮ってますが
今回のようなカラーは自分での携わる時間を非常に割きます。
サロンワークでは事前カウンセリングをおすすめし(LINE@が便利)、当日はスピード重視ですすめても3時間
《実際はカラー剤を塗る時間は短く一度目のブリーチで7分(+放置40分)二度目のブリーチは5分(+放置40分)》
間にシャンプーがはいって、バッファーがはいって、待ってる時間の方が圧倒的に長いんですが、長過ぎても短くてもベストにならないのでアシスタントは一人タイム張り付きなのです
僕は1日の担当させていただく人数(予約枠)を決めているタイプなので(18名です)
こういった長時間系、特殊系の事前カウンセリングを非常に大事にしています
(事後の対応、ケアも含めて)
あ、ここまで書いて仕上がり忘れてました
次の日送られてきた写真で
ドヤ顔がめっちゃ腹立ちますね
気に入ってるのでしょうか?
後ろに霊的な女性もみえています
で、1週間後、
一週間もすればここまで色が抜けます
ホワイト系は「白く見せている」だけなのでやはり色が抜ければイエロー系のブリーチ毛に元通りです。
(ムラサキシャンプー使えよ・・ったくw)
トリプルカラーは自分の心臓も削ります
得意とやれる、は違いますからね
もっと精進します
以上ボレロビオのサロンワークチラ見せでした(何度も言いますが特殊カラーです、ウチでは笑)
特殊系ヘアカラーでも、白髪のお悩みでも、アレルギーで染めるのを躊躇っている方でも
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